■ ID | 995 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | ナイキスト条件を超えた長間隔2点アレーの時空間応答特性 Space and Time Response of the Two Station Array beyond the Nyquist Limit |
■ 著者 | 白石英孝
Hidetaka Shiraishi
埼玉県環境科学国際センター 浅沼宏 Hiroshi Asanuma 東北大学・大学院環境科学研究科 |
■ 出版元 | 物理探査学会 |
■ 出版年 | 2007 |
■ 誌名・巻・号・年 | 物理探査学会第116回学術講演会講演論文集、33-36 |
■ 抄録・要旨 | 地下構造の推定に用いる波動伝搬速度の計測法として、近年、長距離の2つの観測点間で相互相関関数(LRC :Long Range Correlation)を求め、その遅延時間から表面波の群速度を求める方法が注目されている。この方法は相互相関関数を利用して地下のイメージング等を行うseismic interferometryの一つであり、既設の地震観測網を利用して地下構造を推定できるため、調査に要する時間と経費を大幅に低減することが可能である。ただし現在のところ計測原理が確立されていないため、様々な理論的説明が試みられているところである。
こうした背景のなかで、本研究はLRC法の計測原理についてレーリー波複素コヒーレンス関数(CCF)を用いた考察を行い、LRC法の観測に現れる特徴的な傾向(例えば、入射方位別ゲイン特性など)がCCFの時空間応答によって説明できることを明らかにした。 |
■ キーワード | 地震波干渉法、群速度、複素コヒーレンス関数 |
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